「水性木部用下塗りシーラー透明」の取り扱い上の注意欄に「木目を生かす透明仕上げの場合、本品の塗装は不向きです。」と書いてありますが、どういう意味でしょうか?密着性が悪いという意味でしょうか?

「木目を生かす透明仕上げ」は、木部に浸透することで仕上がるステイン、木部の艶出しに使用するニスやワックス、ウレタンクリヤーなど木部に透明な塗膜を形成するウレタンクリヤーがあり、いずれも木の肌が見える状態で仕上がります。
これに対し「水性木部用下塗りシーラー透明」は、木目を活かさず完全に色付けするペンキ仕上げ専用の下塗り塗料です。「木目を生かす透明仕上げ」の場合、本製品の塗装は必要がないため、このような表記をさせていただいております。

うすめる時に加える「ペイントうすめ液」の目安はどの位ですか?

目安は、約5~10%以内です。よく撹拌して塗装してください。なお、シーラーは、うすめずにそのままよく撹拌して塗装してください。

フレッシュワイドは「つやあり」か「つやけし」どちらですか?

半つやです。色ワッペンのつや具合を参考にしてください。

水性塗料は屋外の物に塗っても雨で流れ落ちませんか?

乾燥後は落ちません。乾燥すると、強いフィルム状の塗膜になりますので、水に溶けなくなります。

冬季に、残った水性塗料を保管していたら使用できない状態になっていたのはなぜでしょうか?

塗料には凍結防止剤が配合されていますが、およそ‐5℃で凍結が始まります。塗料は凍結してしまうと、元の状態には戻りません。

コールタールは、何を使用してうすめますか?

ペイントうすめ液で希釈できます。

スプレー塗装をしましたが、表面が白くぼやけてしまう原因は何ですか?

多湿時(例えば梅雨時)に、ラッカー系の塗料を塗ると発生します。乾燥中の塗膜の表面に空気中の水分が結露(凝結)して白く濁り、つやも消えてしまうためです。特に透明クリヤーによく見られ、白化やブラッシング現象と呼ばれています。1度濁った塗膜は元に戻りにくいので、乾いてから湿度の低い天気のよい日を選んで、もう1度塗り重ねてください。

塗料売り場で売っているスプレーで、自家用車は補修できますか?

家庭用スプレー塗料では、自動車の塗装はできません。自動車専用の塗料をご利用ください。

プリント合板に塗れますか?

塗れません。はがれてしまいます。

缶を開けると茶系の塗料が紫がかってるのは、不良品ですか?

水性塗料の樹脂は、液体の状態では青白く、さらに撹拌していない状態では比重の違いから顔料の浮き沈みが起こります。そのため異なった色相に見えてしまいます。必ず、棒などを使って缶底から十分に撹拌してください。

1回塗りと、2回塗りの違いはなんですか?

塗装回数を1回で仕上げることを「1回塗り」、乾燥後もう一度塗装して仕上げることを「2回塗り」と言います。

自然発火とは、どういうものですか?対処方法を教えてください。

自然発火とは、揚げ物の油かす・油性塗料(アルキド樹脂塗料)・ワックスなどが、乾燥の際に発熱し出火する現象です。塗装した部分は発火しませんが、これら材料を廃棄する際に多くみられる現象です。
対処方法・・・塗料やワックスなどが付着した布・シート・ダンボールなどは、必ず水で湿らせてから廃棄してください。ビニール袋や容器で密封してしまうなどの熱がこもる状態は避けてください。詳しくは下記URLをご参照ください。
https://www.nipponpaint.co.jp/topics/hakka.html

2本中の1本が、淡い感じの色になってしまった原因は何ですか?

撹拌が十分でなかった場合に、正常な色が出ないことがあります。塗料は、比重の異なる顔料が使用されており、比重の重い顔料は沈みやすいためです。均一にまざるように缶を振って撹拌することが必要です。

つやなし色を塗ったのですが、つやが出ているのはなぜですか?

撹拌が、まだ十分でなかった場合に、つやなし剤が均一にまざりあっていないと、つやのある仕上がりになってしまいます。

ゴールドメタリックを木部に塗装すると、塗りはじめはゴールドですが、
次第にシルバーになってしまうのはなぜすか?

木部の吸い込みが原因です。木部用下塗スプレーを塗るか、何か他の色をあらかじめ塗って、吸い込みを止めるとメタリックがきれいに出ます。

ボイル油が、同じ油性でもアクリル・ウレタン・シリコン樹脂塗料やシルバーに使用できないのはなぜですか?

ボイル油が、乾燥を遅くさせてしまいます。また、乾燥後表面のチョーキングや塗料の機能低下の原因になってしまいます。

ポリカーボネード製品に塗れる塗料はありますか?

専用はありません。はがれやすく、溶剤に弱い性質のため塗装は不向きな素材です。