「水性木部用下塗りシーラー透明」の取り扱い上の注意欄に「木目を生かす透明仕上げの場合、本品の塗装は不向きです。」と書いてありますが、どういう意味でしょうか?密着性が悪いという意味でしょうか?

「木目を生かす透明仕上げ」は、木部に浸透することで仕上がるステイン、木部の艶出しに使用するニスやワックス、ウレタンクリヤーなど木部に透明な塗膜を形成するウレタンクリヤーがあり、いずれも木の肌が見える状態で仕上がります。
これに対し「水性木部用下塗りシーラー透明」は、木目を活かさず完全に色付けするペンキ仕上げ専用の下塗り塗料です。「木目を生かす透明仕上げ」の場合、本製品の塗装は必要がないため、このような表記をさせていただいております。

木部へ塗装し、乾燥後に住宅用洗剤で表面を掃除しました。表面が白くなったのはなぜですか?

洗剤に含まれる成分中の、リン酸は溶解力が高いので、これが塗装面を変化させてしまったと考えられます。洗剤の乾燥を確認後、表面を400番ぐらいの紙やすりで研磨し、粉を取ってから塗り直してください。

木部用ステインに適したシーラーはありますか?

ありません。浸透性塗料はシーラー不要です。シーラーを塗装してしまうと、浸透できなくなってしまいますので、着色の妨げになってしまいます。誤って塗ってしまった場合は、研磨してはがしてください。

よく攪拌しましたが、缶底に濃いプリン状のものが残っていました。これは何ですか?

撹拌でほぐれきれなかった顔料です。顔料が残った状態では、正しい色と異なりますので、缶底から棒などを使ってかきまぜてください。

ヤニがにじんでいる部分は塗れますか?

直接塗ると、はじいてしまいます。ラッカーうすめ液でふき取ってから塗装してください。ヤニツボは止められませんが、セラックニスを下塗りするとヤニ抑え効果があります。

つやなしクリヤーを木に塗りました。表面が白っぽく粉を吹いたようになったのはなぜですか?

樹脂分が吸い込まれてしまい、つやなし剤が表面に残ったため、白く粉を吹いたような仕上がりになっています。始に、つやありクリヤーで下塗りして、吸込みを止める膜を作ります。乾燥した後で、つやなしクリヤーを塗装するときれいに仕上がります。

自然発火とは、どういうものですか?対処方法を教えてください。

自然発火とは、揚げ物の油かす・油性塗料(アルキド樹脂塗料)・ワックスなどが、乾燥の際に発熱し出火する現象です。塗装した部分は発火しませんが、これら材料を廃棄する際に多くみられる現象です。
対処方法・・・塗料やワックスなどが付着した布・シート・ダンボールなどは、必ず水で湿らせてから廃棄してください。ビニール袋や容器で密封してしまうなどの熱がこもる状態は避けてください。詳しくは下記URLをご参照ください。
https://www.nipponpaint.co.jp/topics/hakka.html

ニスを木材に塗ったのですが、ざらついてしまいつやが出ないのはなぜですか?

1回目のニスを塗った後は、木肌が立つので表面にざらつきが出ていることが多く、このざらつきを残したまま塗装を重ねても、表面はなかなかきれいになりません。400番前後のサンドペーパーで、軽くなでる程度の力で研磨します。手で触れた時に、さらりとした手触りになっていることを確認し、2回塗りを行ってください。

レンジフードに塗装したいが、引火したり熱で剥がれたりしませんか?

乾燥後は引火や熱で溶けはしません。ただし、塗膜は油落としの洗剤には弱いので、清掃時に剥がれてしまうことがあります。

水性速乾さび止め(透明)を日中、鉄の門柱に塗装しました。
翌日、夜露にあたった部分が白く濁ったようになっていました。
乾燥すると透明になりましたが、水分を当てると、白くなるのはなぜですか。

本品は塗膜の上に水分が当たると、塗膜が白く見えます。塗料の不具合ではございませんので、透明になったことをご確認の上、ご希望の色で上塗りしてください。
※本品は透明のため、他のさび止め塗料とくらべ樹脂量が多く、水の影響を受けやすく、屈折率で樹脂表面の見え方が変わります。

「カラーさび止め」と、「超速乾さび止め」の違いは何ですか?

前者は、上塗り兼用で作業性重視型です。後者は、さび止め機能を優先したさび止め専用塗料です。上塗りが必要です。

ホワイティWやHは金属面に付いてしまっても大丈夫ですか?

アルカリ性の液体ですので、鉄、アルミ、真鍮、ホウロウは黒ずみやさびの原因になります長時間の放置は避けてください。付いてしまった場合は、すぐに水で洗い流してください。