「水性木部用下塗りシーラー透明」の取り扱い上の注意欄に「木目を生かす透明仕上げの場合、本品の塗装は不向きです。」と書いてありますが、どういう意味でしょうか?密着性が悪いという意味でしょうか?

「木目を生かす透明仕上げ」は、木部に浸透することで仕上がるステイン、木部の艶出しに使用するニスやワックス、ウレタンクリヤーなど木部に透明な塗膜を形成するウレタンクリヤーがあり、いずれも木の肌が見える状態で仕上がります。
これに対し「水性木部用下塗りシーラー透明」は、木目を活かさず完全に色付けするペンキ仕上げ専用の下塗り塗料です。「木目を生かす透明仕上げ」の場合、本製品の塗装は必要がないため、このような表記をさせていただいております。

築30年のアルミ鋳物の門扉が白くなったので、油性鉄部・建物・トタン用の黒艶消しを
塗りたいのですが、どのような塗装方法が適しているでしょうか。

アルミ鋳物面は鉄に比べて塗料の付着性が良くないので、まず、塗装前に表面を水洗いし、汚れを除去してください。乾燥後、細かい紙やすりで表面を研磨しザラザラな面とした後、研磨で発生した粉を除去し、「油性鉄部・建物・トタン用」を塗装してください。
また、下塗りとして「マルチミッチャクプライマー」を塗装すれば、より付着性の向上が期待できます。

水性ウッデイリコートのウォルナットで木部を塗り替えました。
同じ缶の製品を初日の1回目塗りと翌日の2回目塗りに使用しましたが、
翌日の2回目塗りは初日と一変した明るい色に仕上がりました。
なぜ、こんなに色の違いが出るのでしょうか?

塗料はさまざまな顔料が混ざり合っており、それぞれ重さが異なります。それらは時間の経過とともに重い顔料は沈み、軽い顔料は液体の表面に浮くという分離状態となります。
従って塗料を使用される際は、都度、十分に撹拌いただく事で、本来の色が出るようになります。

水性フレッシュワイドが自動車に付着した場合、コンパウンド等で磨いて除去することは可能でしょうか。
あるいは、水性ですので、水洗い等により除去することは可能でしょうか。

自動車に塗料が付着した場合は、自動車修理工場へご相談ください。
コンパウンド等で磨くと、ボディーに傷が付く恐れがあります。また、水性塗料でも硬化が始まると、水洗いでも容易に除去できない恐れがあります。

ローバルが塗ってある鉄の階段を油性シリコンタフで上塗りしようと思うのですが、
可能でしょうか?

ローバルが塗ってある鉄の階段に油性シリコンタフはお勧めできません。
ローバルの塗膜の上に塗装できる塗料はローバル株式会社様ホームページ「FAQ」に紹介されていますので、こちらをご参照ください。

塗料が飛散し、ポリカーボネイト製のフェンスに水性塗料が付着してしまいました。
塗料は乾燥し固まってしまっています。
付着した塗料の除去方法を教えてください。

ポリカーボネイトは溶剤に弱く、うすめ液でふき取ると素材の表面を溶かし、白くなったり、素材に穴を開けてしまったりします。付着した塗料をカッターやヤスリ等で取り除く方法もありますが、ポリカーボネイド素材を傷つけたり、手をケガしてきまう危険もあります。最近はプラスチック用コンパウンド(研磨剤)が市販されていますので、それらをお試しいただくか、ポリカーボネイド製品メーカー様へご相談ください。

うすめる時に加える「ペイントうすめ液」の目安はどの位ですか?

目安は、約5~10%以内です。よく撹拌して塗装してください。なお、シーラーは、うすめずにそのままよく撹拌して塗装してください。

外壁サイディング用のクリヤー塗料はありますか?

専用の業務用塗料で塗装してください。

油性塗料のホワイトの表面に茶色いものが浮いていますが、サビが発生しているのでしょうか?

かきまぜて色が変わればさびと思われますが、色が変わらないらない場合は樹脂分(油性塗料の樹脂の色が茶褐色透明のため)が浮いている状態と考えられます。異常ではありません。均一になるまで入念にかき混ぜてください。

フレッシュワイドは「つやあり」か「つやけし」どちらですか?

半つやです。色ワッペンのつや具合を参考にしてください。

水性塗料は屋外の物に塗っても雨で流れ落ちませんか?

乾燥後は落ちません。乾燥すると、強いフィルム状の塗膜になりますので、水に溶けなくなります。

「ブロック外かべ用S」が、ドロドロで塗れません。固まっていませんか?

凹凸を作るための塗料です。他の塗料に比べ、粘度が高く設計されています。塗装は、ウールローラではなく、専用のマスチックローラー、鎖骨ローラーを使用してください。

アスファルト面に塗れる油性塗料はありますか?

ありません。油性塗料を使うと、アスファルトが溶剤でにじんでしまいます。

冬季に、残った水性塗料を保管していたら使用できない状態になっていたのはなぜでしょうか?

塗料には凍結防止剤が配合されていますが、およそ‐5℃で凍結が始まります。塗料は凍結してしまうと、元の状態には戻りません。

2回目を塗り重ねましたが、蜘蛛の巣状に縮んだりシワになるのはなぜですか?

油性塗料は、時間をかけて空気中の酸素を取り込みながら、乾燥し塗膜が硬化していくので乾燥途中に2回目の塗料が塗られると、未乾燥の塗膜がおかされて、シワがよってしまいます。塗料の容器に2回目に塗る場合の乾燥時間が表示されていますので、確認してから塗装すると失敗しにくくなります。又1回目を厚塗りをするとシワになりやすくなるので、厚く塗ってしまいがちな水平な面や隅になっている部分を塗装する時は注意してください。

新設のコンクリートが、施工後すぐに塗れないのはなぜですか?

素材が含むアルカリが強いため、シーラーでも抑えることができずにはがれてしまうからです。1か月以上開け、表面を水洗いしてから塗装してください。表面が白くエフロの出た状態の場合は、デッキブラシで洗浄し様子を見てください。

数年前に、ベランダを床用防水塗料で仕上げました。汚れてきたので塗り替えたいのですが、コンクリート床用塗料で塗装はできますか?

適しません。床用防水塗料は、塗膜が柔らかいため割れが生じることがあります。前回と同様の塗料で塗装してください。

コールタールは、何を使用してうすめますか?

ペイントうすめ液で希釈できます。

スプレー塗装をしましたが、表面が白くぼやけてしまう原因は何ですか?

多湿時(例えば梅雨時)に、ラッカー系の塗料を塗ると発生します。乾燥中の塗膜の表面に空気中の水分が結露(凝結)して白く濁り、つやも消えてしまうためです。特に透明クリヤーによく見られ、白化やブラッシング現象と呼ばれています。1度濁った塗膜は元に戻りにくいので、乾いてから湿度の低い天気のよい日を選んで、もう1度塗り重ねてください。

表示の乾燥時間を超えて、1日たちますが乾かないのはなぜですか?

乾燥時間は、塗る面の状態、塗り方、気象条件などによって異なることがあります。塗料の種類によって乾燥の仕組みが異なりますので、代表的な塗料についてご説明します。

<水性塗料>

・水性塗料は水分が蒸発することにより乾燥硬化しますので、温度、湿度の影響を受けます。5℃以下の低温時での塗装を避け、風通しを良くしてください。特に換気の悪い浴室の場合は、塗る面を1日乾燥させてから塗装し、塗装後も当日は入浴しないようにしてください。

・下地が塩ビのかべ紙や可塑剤の多い軟質塩ビに塗装した場合は、可塑剤が塗膜に移行してベタつきが出て一見乾燥していないようになります。ビニールかべ紙にも塗れる塗料を選択してください。

<油性塗料>

・厚く塗ると表面だけ乾き、塗膜内部の乾燥が遅れてしまいます。そのまま塗り重ねるとシワのや縮みの原因になります。

・油性塗料には、乾燥を早めるために乾燥剤が配合されているものが多くあります。古い塗料の場合、乾燥剤の効力が弱くなる(風邪をひくといいます)ことがあり、乾燥が遅れます。

・新設のセメント面のようにアルカリの強い素材に塗装した場合、アルカリと塗料が反応して、乾燥しないことがあります。

・ヤニや油分を取らないで塗装した場合も乾燥しないことがあります。

・水性塗料と同様、低温、高湿度の時は乾燥が著しく遅れます。

塗料売り場で売っているスプレーで、自家用車は補修できますか?

家庭用スプレー塗料では、自動車の塗装はできません。自動車専用の塗料をご利用ください。

玄関床のタイルに塗れる塗料はありますか?

塗れません。はがれてしまいます。

シーラーは何に使用するものですか?

コンクリートやモルタルなどの、吸込みのある素材に使用します。アルカリを止める、密着を向上させる、吸込みを抑える働きがあります。

よく攪拌しましたが、缶底に濃いプリン状のものが残っていました。これは何ですか?

撹拌でほぐれきれなかった顔料です。顔料が残った状態では、正しい色と異なりますので、缶底から棒などを使ってかきまぜてください。

コンクリート用塗料は、プールの中や床に塗れますか?

塗装できません。専用の業務用塗料で塗装してください。

プリント合板に塗れますか?

塗れません。はがれてしまいます。

屋上やベランダFRP面に適した塗料はありますか?

専用の業務用塗料で塗装してください。

冬場の塗装は、何度以上が目安ですか?

気温5℃が目安です。下回ると、乾燥が進まなくなります。

特に夜間は湿度が上がる事もあり、不具合の原因になりやすくなるので、

夕方3時以降の塗装は避けていただく事をお勧めします。

ガーデニング用品が鋳物です。さびてきたのですが、適した塗料はありますか?

鋳物は密着の悪い素材ですので、さびの状況によって短期間で剥がれてしまうことが有ります。入念に研磨してさびを落としてから「超速乾さび止め」を下塗りし、「油性鉄部建物トタン用」で仕上げてください。

ヤニがにじんでいる部分は塗れますか?

直接塗ると、はじいてしまいます。ラッカーうすめ液でふき取ってから塗装してください。ヤニツボは止められませんが、セラックニスを下塗りするとヤニ抑え効果があります。

缶を開けると茶系の塗料が紫がかってるのは、不良品ですか?

水性塗料の樹脂は、液体の状態では青白く、さらに撹拌していない状態では比重の違いから顔料の浮き沈みが起こります。そのため異なった色相に見えてしまいます。必ず、棒などを使って缶底から十分に撹拌してください。

昨日、シーラーと中塗り1回を塗装しました。本日雨天ですが、次回塗り重ねる時にシーラーが必要でしょうか?

シーラーは必要ありません。コンクリートと、塗膜が十分乾燥したことを確認し2回塗りをしてください。

塗装前にSPF材をヤスリ掛けしてから水性塗料を塗装しました。表面に、気泡が発生したのはなぜですか?

表面の木管に含まれた空気が上がってきたことが原因と考えられます。乾燥時の毛羽立ちや木材に残っていた多少の水分が原因になることもあります。

先日、下塗りをしました。本日夜半から降雨の予報です。今から塗れば乾くと思います。上塗りするべきでしょうか?

本日は避けて、後日コンクリート面が乾いてから塗装してください。表面乾燥だけの状態では、硬化不良の原因になります。

コンパネで看板を作ります。「油性木部保護塗料」で塗装した上に文字を書くために塗れる塗料はありますか?

同じ性質の油性塗料をおすすめします。油性木部保護塗料には、はっ水性がありますので、水性塗料は不向きです。ラッカー塗料は下地をにじませてしまうので塗装ができません。

屋外用ステインの塗り替えで、今よりも薄い色に塗り替えることはできますか?

ステインは、木目を生かすために下地が透ける塗料です。濃い色に薄い色を重ねても、思うようには仕上がりません。地肌が出るまで研磨することが必要です。

1回塗りと、2回塗りの違いはなんですか?

塗装回数を1回で仕上げることを「1回塗り」、乾燥後もう一度塗装して仕上げることを「2回塗り」と言います。

遮熱塗料の黒が、青いようですがなぜですか?

遮熱塗料は、黒い顔料を使用していないため、他の塗料の黒とは色相が異なります。黒に近い、特殊な顔料を使用していますので、塗膜が薄かったり均一でないと、青みがかったように見えてしまいます。

自然発火とは、どういうものですか?対処方法を教えてください。

自然発火とは、揚げ物の油かす・油性塗料(アルキド樹脂塗料)・ワックスなどが、乾燥の際に発熱し出火する現象です。塗装した部分は発火しませんが、これら材料を廃棄する際に多くみられる現象です。
対処方法・・・塗料やワックスなどが付着した布・シート・ダンボールなどは、必ず水で湿らせてから廃棄してください。ビニール袋や容器で密封してしまうなどの熱がこもる状態は避けてください。詳しくは下記URLをご参照ください。
https://www.nipponpaint.co.jp/topics/hakka.html

防水塗料をコンクリートに塗りましたが、乾燥後に部分的に膨れてきたのはなぜでしょうか?

塗装前のコンクリート面が、湿っていたり塗装直後の降雨などによって、塗膜の下に水分があると、太陽の熱によって暖められた水分が水蒸気となって閉じ込められ、塗膜を膨らませることがあります。(特に暖かい時期の太陽の光が当るとかなりの高温になり、水蒸気が発生しやすくなります。)塗装前に下地をよく乾燥させる、天気に気をつける、地下駐車場のように常時湿っているところは塗装を避けるように注意が必要です。又、新しいコンクリートやモルタルはの場合は、アルカリが強く密着不良の原因になります。最低1か月以上経ってから塗ってください。大きな膨らみがの場合は、膨らんだ部分をはがして再塗装をしてください。

「水性ウッディガード」をイペ材に塗装しましたが、はがれてくるのはなぜですか?

浸透型の塗料ですが、イペ材などの堅い木材には塗料が浸透していきませんので、密着しないことがあります。

トタン屋根やベスト瓦に塗れますか?

塗装はできません。鉄やコンクリートが用途に含まれますが、屋根は非常に環境が厳しいため専用の塗料で仕上げないと、短期間ではがれてしまうおそれがあるからです。用途に合った塗料で塗装してください。

コンクリートで池を作りました。防水塗料は塗れますか?

塗れません。はがれてしまいます。

2本中の1本が、淡い感じの色になってしまった原因は何ですか?

撹拌が十分でなかった場合に、正常な色が出ないことがあります。塗料は、比重の異なる顔料が使用されており、比重の重い顔料は沈みやすいためです。均一にまざるように缶を振って撹拌することが必要です。

墓石や表札の石材掘り文字に塗れる塗料はありますか?

水性塗料やラッカー塗装の他、「墓石ペイント」で塗装することができます。

ステインを塗るのに水分を含んだ状態の木材は塗れますか?

塗れません。はがれてしまいます。

つやなし色を塗ったのですが、つやが出ているのはなぜですか?

撹拌が、まだ十分でなかった場合に、つやなし剤が均一にまざりあっていないと、つやのある仕上がりになってしまいます。

外かべ全体をスプレーで塗ることはできますか?

不向きです。ガス圧が下ることで、ムラになってしまったり思わぬところに塗料が飛散してしまうことがあります。広い面積を塗る場合は、ローラーやハケ塗りが最適です。

竹に塗れる塗料はありますか?

塗れません。はがれてしまいます。

かわら屋根の棟がトタンです。そのまま、かわら用塗料で塗装できますか?

塗装する前に、表面を研磨し、さび止めを下塗りしてから塗装してください。

「シリコン除雪スプレー」や「シリコン除雪用スプレーWAXタイプ」 は、
ポリカーボネード製品に塗れますか?

塗れます。溶剤を使用しておりませんので、素材を傷めることはありません。

土かべに塗れる塗料はありますか?

塗れる塗料はありません。吸込みが強く、水分で崩れることがある素材ですので、塗装はできません。

タイルに塗れる塗料はありますか?

塗れる塗料はありません。はがれてしまいます。

土止めのブロックに、塗装を検討しています。水分が出ないようにモルタルで止水するつもりですが、そのうえに塗れる塗料はありますか?

塗れません。裏から回ってくる水分の影響で、塗膜が剥がれやすくなるためです。

クリームを購入したのですが、缶を開けるとグレーがかっているのはなぜですか?

塗料は、比重の異なる顔料が使用されており、比重の違いから顔料の浮き沈みが発生します。そのため、異なった色相に見えてしまいます。必ず、棒などを使って缶底から十分に撹拌してください。

コンクリート用塗料は、セメント屋根に塗れますか?

屋根は、環境の影響を受けやすい場所です。短期間で、はがれてしまうおそれがありますので、必ず専用塗料で仕上げてください。

セメント瓦やスレート瓦は、下塗が必要ですか?

必要です。必ず、油性シーラーで下塗りしてください。

ガレージの、コンクリートかべから水が浸み出してきます。防水塗料で止められますか?

水の影響が強い箇所は、塗料だけでは防ぐことができません。コンクリートの補修を優先して作業を行ってください。

アスファルトシングル屋根に塗れる塗料はありますか?

専用の業務用塗料で塗装するか、張替をおすすめします。

「ガッツモルタルNo1」を、ブロックに塗りましたがはがれました。原因は何ですか?

原因は、塗装時の塗面が乾燥した状態ではない場合や常時湿った状態の場合は、はがれてしまうことがあります。

水性トタン用塗料で、暗くなるまで塗装した翌日、塗料が流れ落ちていたのはなぜですか?

地域、季節、天候などに左右されますが、夜露によって塗膜が流れてしまうこともあります。塗装する時は、日没2時間前に塗り終えるようにしてください。特に秋から冬は午後2時までに塗り終わるようにすることが重要です。又、塗装直後(塗膜が乾燥する前)に雨に当ると、水性塗料は流れてしまいます。夕立や雨が予想される日は塗装は避けてください。

コケが生えたり、塗膜がはがれて素地が出てしまっています。シーラーは何が適しますか?

入念に洗浄し、油性シーラーで下塗りしてください。もろくなったところは、シーラーを吸い込んでしまい効果を発揮しないことがあります。乾燥後に、ぬれ色になっていない場合は2回塗りしてください。

日本瓦を塗れる塗料はありますか?

塗れません。はがれてしまいます。

瓦用の塗料は水性で、下塗りのシーラーは水性と油性がありますが、どちらを使えばいいですか。又、油性シーラーに水性塗料を上塗りしてもはじいたりしませんか?

素地補強のために、必ず油性シーラーで下塗りしてください。なお、油性シーラーが原因で弾くことはありません。

カラーベストとコロニアルの違いは何ですか?

どちらも、スレート瓦に分類される屋根材で製造メーカーの違いです。塗装内容は同様です。

トタン屋根に塗るシーラーはありますか?

トタンは金属ですので、シーラー塗装は行いません。さび止め塗料を下塗りしてください。

カラーベスト瓦を、夕方暗くなるまで塗装しました。翌日になっても、塗料は乾かずに
塗装面がムラになっているのはなぜですか?

夜露による、水分の影響でつやムラが発生した状態です。日没の2時間前に塗装を終了してください。特に秋から冬場の塗装は、14時を目安に塗装を終了させてください。

シルバーで塗装しましたが、下地が透けてしまうのはなぜですか?

シルバーは、アルミフレークが沈殿しやすく、容器を振ったり揺すっただけでは不十分な場合があります。棒などで、缶底をほじり返すように入念に撹拌してください。

トタン屋根で、日がよく当たるところが塗膜がはがれて素地が見えていたり、塗膜が膨れたりするのはなぜですか?

紫外線や熱の影響で、塗膜の樹脂分が劣化してしまうために起こる現象です。

ゴールドメタリックを木部に塗装すると、塗りはじめはゴールドですが、
次第にシルバーになってしまうのはなぜすか?

木部の吸い込みが原因です。木部用下塗スプレーを塗るか、何か他の色をあらかじめ塗って、吸い込みを止めるとメタリックがきれいに出ます。

木部保護塗料のチークを使用しましたが、色のシールと違うグレー色が出てきました。これはなぜですか?

塗料は、比重の異なる顔料が使用されており、比重の違いから顔料の浮き沈みが発生します。そのため、異なった色相に見えてしまいます。必ず、棒などを使って缶底から十分に撹拌してください。

シルバーで仕上げました。乾いてから触ったのですがシルバーの色が着いてしまうのはなぜですか?

銀色の粉は細かいアルミの顔料です。銀色やシルバーと呼ばれている色はアルミの顔料が表面に浮くタイプ(専門用語でリーフィング)が一般的です。そのため表面に浮いている銀色の粉が、触れた身体や衣服に着いてしまうことがありますので門扉などの場所には向きません。シルバーメタリックなどメタリック色は、身体や衣服に銀色の粉が着かないアルミが沈むタイプ(ノンリーフィング)の塗料です。

「油性木部保護塗料」を、レッドシダーのデッキに塗装しました。全面に、サンダーを掛けて塗装しましたが、乾かずにベタ着いています。原因は何ですか?

ベタつきは、木材に浸み込み切れなかった塗料が、表面に乾けずに残っていることが考えられます。乾燥が、不十分な状態で塗り重ねた時に塗膜の内部に溶剤が残ってしまい、乾けない状態になってしまいます。この場合は、塗装は取れますが、シンナーぶきが有効です。

油性塗料を、ローラーで塗装しましたが糸をひいてしまうのはなぜですか?

原因は、塗料の粘度が上がったことにより、ローラーが回転する際に塗料が糸を引いたようになったことが原因です。ペイントうすめ液で希釈すると解消します。又は、水性塗料用ローラー場合に、溶剤でローラーが溶けてしまったことが考えられます。

木製ベンチに、「油性木部保護塗料」を塗ったのですが、乾かないのはなぜですか?

油性木部用塗料は、木部に十分浸透させるために、乾燥時間が遅めになっています。気象条件などの影響もありますが、数日間乾燥させてください。ベタつきは少なくなります。又、厚く塗りすぎると乾燥は著しく遅れますので厚く塗らないようにしてください。乾燥前の場合は、ぼろ布で刷り込むようにしてふき取ってください。

気温が高い時に鉄部を塗装すると膨れてくるのはなぜですか?

表面だけが速く乾燥し、塗膜中の溶剤分が抜けられなくなるために膨れが生じます。炎天下の塗装は注意が必要です。

水性速乾さび止め(透明)を日中、鉄の門柱に塗装しました。
翌日、夜露にあたった部分が白く濁ったようになっていました。
乾燥すると透明になりましたが、水分を当てると、白くなるのはなぜですか。

本品は塗膜の上に水分が当たると、塗膜が白く見えます。塗料の不具合ではございませんので、透明になったことをご確認の上、ご希望の色で上塗りしてください。
※本品は透明のため、他のさび止め塗料とくらべ樹脂量が多く、水の影響を受けやすく、屈折率で樹脂表面の見え方が変わります。

ジンクスプレーで塗装したところを、好みの色で上塗りできますか?

上塗りできません。また、塗装も地金が露出するまで研磨が必要です。塗膜の上には塗装できません。

コールタールが塗られたトタンを、他の色に塗り替えることはできますか?

そのまま塗り替えることはできません。タールがにじみ変色したり、割れが発生します。塗り替える場合は、トタン用塗料のシルバーを塗ってください。コールタールのにじみを止めます。

室内のアルミサッシが、結露でかびが生えたり汚れたりします。塗れる塗料はありますか?

結露により、塗膜はがれのおそれがあるため、塗装は不向きです。かび除去を優先してください。

木製破風を塗装しました。塗装後に、プチプチの細かな泡がでてきましたが、原因は何ですか?

同じ塗料をシンナーを多めに入れて木の中に含まれている空気を出してください。下塗りを仕上げる前工程で行うと有効です。

透明のさび止めは、単品でクリヤコートとして使用できますか?

当社の商品は、単品使用はできません。エポキシ樹脂の性質で防さび効果が高いのですが、耐候性が低いため必ず上塗りが必要です。

ホウロウに塗れる塗料はありますか?

塗れる塗料はありません。はがれてしまいます。

屋外鉄階段に適した塗料はありますか?

専用はございません。さび止め塗料と、油性塗料で仕上げてください。さびは入念に除去して厚塗りに注意して塗装してください。角やステップ中央は特に、はがれやすいので都度塗り替えが必要です。寒い時期は、乾燥が特に遅くなりますので、階段を左右半分に分けて塗ると、塗装期間中も階段を使うことができます。

さび止め塗料で、JISK-5621やJISK-5674の規格を取得しているものはありますか?

当社では一般家庭用塗料にJIS取得品の用意はございません。日本ペイントの業務用塗料をご利用ください。「速乾さび止めエコ」や「速乾PZヘルゴンエコ」が、規格合格品です。

さび止めの塗装は、トタン屋根を塗り替えたいのですが必要ですか?

さび止めは必要です。素材との密着を向上し、さびの発生を防ぐ機能があります。商品によっては、特別な機能を持った、さび取り不要な塗料もあります。

外かべを塗り替えたいのですが、前に塗った塗料が水性か、油性かわかりません。判断方法はありますか?

判断方法はありません。素材に適した塗料で塗装してください。ただし、ラッカー系のシーラーは、下地を溶かしてしまうおそれがありますので塗れません。

油性さび止めで塗装したところに、水性塗料は塗れますか?

塗れます。塗装直後や塗装面のつやが引いていない場合は、研磨が必要です。乾燥に注意して塗装してください。

プライマーとは何ですか?

下塗り剤のことです。さび止めを指す方が多いですが、シーラーのネーミングに使用されることもあります。

古くなり汚れが目立つ未塗装のブロック塀を塗装したいのですが、下塗りは必要ですか?

シーラーが必要です。ブロック塀も経年で劣化していきますので、十分に洗浄を行いもろくなった表面を補うために油性密着強化下塗シーラーをよく浸透するように塗装してください。

透明のさび止め塗料を開けましたが、グレーっぽく濁っています。透明ではありませんが使えますか?

グレー系の色相の樹脂です。乾燥後はつやありの透明に仕上がります。

さび止め塗料を塗装しました。上塗りをするまで、数日間放置しても問題はありませんか?

目安は1週間です。乾燥のために2,3日あけることは問題ないのですが、期間が長くなると降雨など汚れが付着し密着を阻害する原因になってしまいます。

曇りの日に雨戸にローラーでさび止め塗料を暗くなるまで塗装しました。翌日、雨が降り表面がゆず肌になっていました。原因は何ですか?

素材に水分が残っていて、乾燥不良を起こしているかもしれません。又、ローラーで何回も塗り重ねると表面が汚くなってしまうこともあります。乾燥した状態で、晴れた日に塗装してください。

銅板の屋根に塗れる塗料はありますか?

塗装できません。表面の酸化被膜の影響ではがれてしまいます。

缶表記に、コールタールのうえに塗らないように注意書きがあるのはなぜですか?

タールがにじんだり割れが生じるためです。

トタンに塗りたいのですが、商品名に「トタン」と入ったものがいくつかあり ます。どの商品を選べばいいですか?

トタン屋根には、多用途塗料ではなくトタン専用塗料で塗装してください。トタン屋根用には、各種樹脂、性能別に用意がありますので耐久性や費用に応じて塗料を選択してください。

スレート瓦の、雨漏りを防ぎたいので、床用防水塗料を屋根に塗ることはできますか?

塗装できません。全面を塗膜で覆てしまうと、瓦の重なり部分から侵入した水分の吐き出し口がなくなってしまい、屋根を傷める原因になってしまいます。

釣りざおに塗れる塗料はありますか?

しなりが強いので専用の塗料で仕上げてください。

用途にコンクリートと書いてありますが、コンクリート床に塗れますか?

耐摩耗性に対応していないので床面には塗れません。必ず、床用塗料で塗装してください。

ホワイティWやHは金属面に付いてしまっても大丈夫ですか?

アルカリ性の液体ですので、鉄、アルミ、真鍮、ホウロウは黒ずみやさびの原因になります長時間の放置は避けてください。付いてしまった場合は、すぐに水で洗い流してください。

ボイル油が、同じ油性でもアクリル・ウレタン・シリコン樹脂塗料やシルバーに使用できないのはなぜですか?

ボイル油が、乾燥を遅くさせてしまいます。また、乾燥後表面のチョーキングや塗料の機能低下の原因になってしまいます。

雨どいなどの硬質塩ビには、どんな塗料が良いですか?

硬質塩ビは、プラスチックの中でも付着が良い素材です。研磨してから、水性や油性多用途塗料で塗装するこができます。

ポリカーボネード製品に塗れる塗料はありますか?

専用はありません。はがれやすく、溶剤に弱い性質のため塗装は不向きな素材です。